ウェブエンジニア問題集
第19章

ネットワークのコスト最適化と試験チェックリスト — NAT Gateway・CloudFront・VPC Endpoint

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試験対策をやり切る人のイラスト
学習者学習者

最後はサービス名を覚えるより、問題文から正解を絞る練習が大事ということですか?

ネットワークコストは見落とされがちですが、NAT Gateway、AZ間通信、リージョン間通信、インターネット転送、CloudFrontの有無で大きく変わります。最後に、SAA-C03の問題文を読むためのチェックリストも整理します。


ネットワークコストの主な原因

原因対策
NAT Gateway経由の大量通信VPC Endpoint、構成見直し
AZ間通信同一AZ配置、不要なクロスAZ通信の削減
リージョン間通信レプリケーション要件の見直し
インターネットへの大量配信CloudFront
オンプレ接続Direct ConnectやVPNの要件整理

Private SubnetからS3へ大量アクセスする場合、NAT Gateway経由ではなくGateway VPC Endpointを使うと、セキュリティとコストの両面で有利になることがあります。


CloudFrontによる配信最適化

CloudFrontは性能改善だけでなく、オリジンへの負荷削減とデータ転送コスト削減にも効きます。

向いている要件:

  • 静的アセットを世界中に配信したい
  • S3やALBへのアクセスをキャッシュしたい
  • オリジンの負荷を下げたい
  • WAFと組み合わせて入口を保護したい

SAA-C03の問題文の読み方

問題文では、次のキーワードに注目します。

キーワード疑うサービス・設計
最小の運用負荷マネージドサービス、サーバーレス
疎結合SQS、SNS、EventBridge
高可用性Multi-AZ、ALB、Auto Scaling、Route 53
グローバル配信CloudFront、Global Accelerator、Route 53
低コストSavings Plans、Spot、S3 Lifecycle、VPC Endpoint
セキュアIAM、KMS、WAF、Private Subnet、CloudTrail
読み取り性能Read Replica、ElastiCache、DAX、CloudFront

実務設計チェックリスト

AWS構成を考えるときは、次の順で確認します。

  1. 誰がアクセスするか: IAM、IAM Identity Center、Cognito
  2. どこから到達できるか: VPC、Subnet、Security Group、WAF
  3. 障害時に継続できるか: Multi-AZ、Auto Scaling、Backup、DR
  4. 負荷に耐えられるか: ELB、CloudFront、DynamoDB、キャッシュ
  5. データを守れるか: KMS、暗号化、S3 Versioning、AWS Backup
  6. 監査できるか: CloudTrail、CloudWatch、Config、GuardDuty
  7. コストは妥当か: Savings Plans、S3 Lifecycle、VPC Endpoint

まとめ

SAA-C03の出題範囲は、実務のAWS設計にそのままつながります。

  • サービス名ではなく、要件から設計を選ぶ
  • セキュリティ、可用性、性能、コストの順に考える
  • IAM、VPC、S3、EC2、RDS、DynamoDB、CloudFront、SQS、SNS、KMSは特に重要
  • 問題文の制約に対して、過剰でも不足でもない構成を選ぶ

次の章では、AWS構成をコードで再現可能にする**Infrastructure as Codeと運用自動化**を扱います。

AWSクイズに挑戦するこの章で学んだAWSの知識を、4択クイズでアウトプットして定着させよう